2018年3月11日

作品名「春一番」





春を感じる時、
必ず脳裏にキャンディーズが現れる。
窓を開けて空を見上げて「春一番」を口ずさむ。
子供の頃に住んでいた祖父の家の
お線香とカビが入り混じったような
古い家の何とも言えない懐かしい香りと
海岸から運ばれる潮の香り。
寡黙だけど温かい祖父の後ろ姿を想い、
キュンとしてみたりする。
毎年の私の密かな春の訪れの儀式です。
可憐で元気な福寿草の姿を描きました。